自宅出産を決めた人がもつべき8つの心構え

自宅出産

はじめに

こんにちは。第3子を自宅で出産した、たみ子です。

自宅出産したことを友人に伝えると、
「自宅出産って勇気がいるよね~」
「やってみたいけど、迷っている」
そんな話をよく聞きます。

さらにコロナ禍、家族の立ち合いができない産院が増えていますので、
自宅出産を検討する人は増えているようです。

そこで今回は、
今まさに自宅出産か産院での出産か迷っている方に向けて、
自宅出産をするならばもつべき8つの心構えを、
私の経験をもとにお伝えします。

自宅出産を決めた人がもつべき8つの心構え

家の片づけ

まず自宅で出産するとなれば、
助産師さんやお産を手伝ってくれる人が
自宅に頻繁に来ることになりますので、
ある程度、家の片づけはしておいた方が良いと思います。

きれいにしておかないと恥ずかしい・・という気持ちの面もありますが、
家の中が整理整頓されていて、
「何がどこにあるか」がわかりやすくなっている
助産師さんも助かります。

疲れるほどきれいにする必要はありませんが、
自分自身、家族、お産を手伝ってくれる人が
お互いに気持ちよく過ごせる程度に片付けしましょう。

また、産後は赤ちゃんのお世話グッズやおもちゃ、
お祝いの品などどうしても物が増えますので、
不要なものや使っていないものは処分しておくと、
産後のストレスも減るのでおすすめです。

交通費の支払い

私の場合は、妊婦健診にかかる費用は自治体の助成チケットでカバーできましたが、
自宅に来てもらう助産師さんの交通費は支払っていました

3人来てもらう日には3人分、
高速代・ガソリン代などまとめて毎回定額でした。
助産師さん宅から我が家まで、住んでいる場所にもよりますが、
500~1000円が相場です。
どのような取り決めがあるか、事前に確認しておきましょう。

交通費の支払いについては、自分が産院に行くことを考えると、
わざわざ自宅に来てもらう分高くつくかなと思いますが、
移動時間や移動にかかる負担、待ち時間がないことなどを考えると、
払ってもおつりがくるかなという私の実感でした。

駐車場の確保

助産師さんが公共交通機関を利用する場合は不要ですが、
自家用車で来る場合は、駐車場の確保が必要ですね。

とくにお産が長引く場合、路駐では近隣住民に迷惑がかかる場合があります。
事情を話し、事前に理解しておいてもらうか、知人がいれば駐車場を貸してもらう、
近隣のパーキングを探しておくなど、対応が必要
です。

私の場合、助産師さんが4名体制でサポートして下さったので、
4台分の駐車場を探しました。
幸い、近所に親戚が駐車場を持っていたので借りることができましたが、
都心で駐車スペースが限られている場合、意外と困るかもしれません。

ちょっとしたおもてなし

自宅での健診の後、リラックスしながらゆったり助産師さんたちとお話できるのは自宅出産のとても良い点。さながらカフェに友達と来たような感覚になります。

そんな時、お茶やコーヒー、ちょっとしたお菓子などがあると会話も弾むかもしれません。
我が家では変わり種?の「青汁」が意外と盛り上がり、
小分けになっている袋をお土産に持ち帰ってもらったこともありました。

必ず用意しなければならないというものではありませんが、
「来てくださってありがとう」というおもてなしの心があると、
お互いの関係構築にもプラスに働くかもしれません。

体調のよいときには気分転換も兼ねて準備すると、
意外と健診までの楽しみになるかもしれません。

家族とのしっかりとした報連相

自宅で出産する場合、家族の協力が不可欠です。
自宅で出産するかどうか、
どのような出産にしたいか、
いざ陣痛がはじまったときのオペレーションなど、
事前に打ち合わせておくことも大切ですし、
予定日が近づいた時にこまめに自身の体調を伝えたり、
準備物がどこにあるか、
どのような状態になったら助産師さんに連絡するのかなど
パートナーや子どもたちと確認しておきましょう。

我が家では、出産の様子を写真に残しておきたいと夫に伝えていて、
カメラマンとも約束していたのですが、
お産中は「呼ぶか呼ばないか、どっちでもいい」と朦朧とした私が発言し、夫は困惑したようです。

しかし、「きっとお産が終わったら写真をみたいって言うはず」と
カメラマンは呼ばないものの、動画を撮っておいてくれました。

案の定、お産の後に写真が欲しくなったので「ナイス夫」でした(笑)
平静なときの気持ちをきちんと伝えておくことは大切ですね。

助産師さんとのパートナーシップ

何と言っても普段は一緒にいない助産師さん。
家族とも違い、お産を機会に知り合うケースも。
ほとんどの場合が「はじめまして」かもしれません。
お互いをよく知り、理解が高まれば高まるほど安心してお産に臨めると思います。

お互いに大切にしていることは何か、
どんなお産にしたいと思っているか、
家族(特に子どもたち)はどんな人柄で特徴があるかなど共有しておけるといいですね。

私の場合は、自宅健診をできるだけ子どもたちのいる週末に行い、
子どもたちが普段どんな様子か、どんな性格かを知ってもらいました。
また、助産師さんの提案で一緒に夕飯を食べるなど、
短い時間でお互いの距離を縮める工夫をしました。

自信の仕事や大切にしていること、
今までのお産や家族の歴史など、
知ってもらうことで迎えたいお産のイメージが伝わったように感じます。

そしてお産は命がけの大仕事です。
お互いの覚悟と責任についても会話しておけるといいですね。

自分の力で産むという覚悟

助産師さんとのパートナーシップという点でも少し触れましたが、
お産は命がけの大仕事です。

とくに医療的な措置がすぐにできない自宅では、
自身の産む力をできるだけ高めておくことが必要です。

健康管理はもちろんのこと、
自分と赤ちゃんの力を合わせて産むのだ、
どんなことが起きても、それを受け入れて、精一杯頑張ろうというような覚悟を私はしました。
助産師さんや周りの責任ではなく、自身と赤ちゃんのことなのだ、と。

この覚悟をしてから、飲む薬や体重管理、運動量や食事の内容など、それまでよりもより“自分ごと”として考えるようになりました。

いざというときは入院

「自宅で産みたい」という気持ちが固まったとしても、
いざというときはやはり医療的な措置が必要です。

私の場合は、助産師さんが提携しているクリニックもしくは、
容態によっては近くの総合病院に運ばれる準備がされていました。

病院に行くか行かないか、医療行為が必要か否か、
その判断は助産師さんが行うかもしれませんが、
いざというとき、母体と赤ちゃんの命を守るためには
搬送されることもある(=自宅で産めない)という覚悟は必要
です。

逆にそういった体制ができているかということも
確認しておいた方が安心です。

以上、自宅出産を決めた人がもつべき8つの心構えを
私の経験をもとに紹介しました。
確かに、自宅で産むということには勇気がいるかもしれません。
パートナー、家族、助産師さんなどお産に関わってくれる人たちとよく相談して、
適切な決断ができるとよいなと思います。

まとめ

自宅出産を決めた人がもつべき8つの心構えはこちら。

  • 家の片づけ
  • 交通費の支払い
  • 駐車場の確保
  • ちょっとしたおもてなし
  • 家族とのしっかりとした報連相
  • 助産師さんとのパートナーシップ
  • 自分の力で産むという覚悟
  • いざというときは入院

自宅か産院か、出産場所を迷っている方の参考になれば幸いです。

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